〜神に捧げる 神と舞う〜奥三河の花祭
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360°Pnorama View 榊鬼のバーチャル写真館
中設楽の花祭
花祭の特徴 360°パノラマビュー 次第の解説 榊鬼のバーチャル写真館 開催情報とマップ
月の次第 ※ 当日、次第の順序・時間が変わることがあります。
神事
早朝「猿田彦命面の入魂」「舞子お祓い」をします。
地区内の各家を回り、反閇へんべを踏みます。
午前中に花宿の支度と舞庭の飾り付け(ざぜち・湯蓋など)を行います。
反閇
13:00
瀧祓い
花宿南方の霊峰から流下する瀧を祓い清め、湯立てに用いる神聖な「お瀧の水」を迎えます。(禊の意味をもちます。)花太夫と副太夫が執り行います。
高根祭り
花宿南方の集落を見渡せる山を祭場として設営し、天空から来る諸霊を祀る儀式です。
天狗祭りとも言われます。花太夫と副太夫が執り行います。
辻固め
花宿敷地内の東方で、ツトに幣を立てて祭場を設営し、地上の諸霊を祀り、悪霊の侵入を防ぐ儀式です。花太夫と副太夫が執り行います。
釜祓い
釜を祓う儀式で、この時初めて竈に火を入れます。
花太夫と副太夫が執り行います。
その火をセイト場(庭燎場)に移し、祭りの間燃やし続けます。
(セイト場=花宿を照らし、かがり火と同じ役割をもちます。
またそこで暖をとり、祭りを囃す人達をセイト衆=野次と言います。)
15:00〜17:00
宮入り
南宮神社拝殿で神事一切を斎行します。
仮宮へ御神体を遷座し、神主・氏子総代が先導し、太鼓と笛で囃しながら仮宮を花宿へ移します。神主・氏子総代・地区代表者で執り行います。
19:30頃
神入り
花太夫が神座から東方に向けて、神道を開きます。
神々を請じ入れる儀式を行います。花太夫・副太夫・宮人が神座で執り行います。
〆下し
本来は注連縄を張り渡す儀式と考えられています。
現在は、午前中の飾り付けの時に注連縄を張っておきます。
四季神楽
花太夫が太鼓を打ちながら、四季神楽の歌ぐらの上の句を出すと、拍子に合わせて宮人が下の句をつけます。
岩戸神楽
花太夫が太鼓を打ちながら、岩戸神楽の歌ぐらの上の句を出すと、拍子に合わせて宮人が下の句をつけます。
神入れ酒が神座に運ばれ、迎えた神々と宮人が神酒を酌み交わします。
以上の神入り神事が終わると、花太夫が面・衣装や祭具一式に入魂します。
舞 ページTOP
20:30頃
桴の舞
舞庭で行われる最初の舞です。
宮人の1人が花太夫から太鼓の桴を授かり、釜前に敷いた新菰の上で笛の拍子で舞います。
舞い終わると桴を花太夫に返します。
花太夫は受け取った桴と太鼓に九字を切り、五大尊の印をかけ、七五三の打ち込みをします。
桴の舞
笛の舞
宮人の1人が花太夫から笛を授かり、釜前に敷いた新菰の上で太鼓の拍子で舞います。
舞い終わると笛を花太夫に返します。
笛の舞
一の舞 三折あり
一折目は塩、二折目は水、三折目は洗米で舞庭を清め祓ってから舞に入ります。
青年が菰の上で白扇と鈴を持ち、体全体を上下左右にしならせながら舞います。
舞の後半では拍子が速くなり上体をのけぞらしながら飛び跳ねる所作があり、強靭な体力を要求されます。
一の舞 三折あり
地固めの扇の手
青年の2人舞で、白扇と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけに上着を着ます。
舞庭を踏み固める意味があります。
地固めの扇の手
地固めの野刃
青年の2人舞で野刃と鈴を持ち、タスキ掛け
・鉢巻・裁著たっつけ(上着無し)の衣装で扇の手と同じ舞式で行います。
地固めの野刃
地固めの剣
青年の2人舞で剣と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけ(上着無し)の衣装で扇の手と同じ舞式で行います。
地固めの剣
23:00頃
花の舞(子供の舞)
赤い鉢巻に花笠を付け、日の丸扇と鈴を持ち、宝玉模様の羽織を着て舞います。
3歳〜10歳くらいまでの子供が三人で舞います。
釜の前の二拍子だけの「花の舞」と、三拍子の舞と釜の後ろの舞が加わる「本式」があります。
花の舞(子供の舞)
00:30頃
猿田彦命座入り
地区内の家を回ってきた猿田彦命が「反閇宿」から弓張提灯の誘導で花宿に入ります。
初めにセイトぐちで睨みます。
釜の前の新菰の上に半紙を置いて反閇を踏み舞庭を祓い清めます。その後、五方で舞います。
役舞のみこととしては最初に登場するので、心待ちにしていた大勢のセイト衆による「テーホヘテホヘ」の囃しで賑わいます。
猿田彦命座入り
翌 3:00頃
須佐之男命
山を割り、生命の再生を図り、生まれ清まりを願うと言われます。
三ツ舞の扇の手の子供が松明で須佐之男命を誘導し、かがり火とします。
神部屋前(本来は台所口)で舞庭を睨んでから舞庭に入り五方で舞います。
須佐之男命
三ツ舞の扇の手
須佐之男命に松明をかざします。
少年の3人舞で、花の舞を舞い上げた子供が白扇と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけに上着を着て舞います。
衣装が大人の舞と同じになると共に、舞式も釜の前の入り目を八の字を描くように舞います。
三ツ舞の扇の手
三ツ舞の野刃
少年の3人舞で、野刃と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけ(上着無し)で舞います。
釜の周りでは鈴を置き、野刃だけを持ってサンヤ・くぐり・頭上回し・前後取り・左右切りなどの舞が加わります。
三ツ舞の野刃
三ツ舞の剣
少年・少女の3人舞で、剣と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけ(上着無し)で舞います。
釜の周りでは鈴を置き、剣だけを持ってサンヤ・くぐり・頭上回し・前後取り・左右切りなど野刃と同じ舞式をします。
三ツ舞の剣
夜明け 翌 6:30頃
岩戸開き
天岩戸が開かれ、天地に光が差し込む様子を再現するため、夜明け(朝日が昇る頃)に合わせて舞を始めます。
「天照大神が天岩戸に籠ってしまうと世の中は暗闇となった。神々は岩戸の前で賑やかに踊り騒ぎ天照大神の関心を誘った。天照大神が楽しそうな外の様子を覗き見た瞬間
岩戸開き
天手力男命が扉を開き、天照大神を連れ出した。」という神話に基づき、四人の神が岩戸の前で賑やかに舞います。
天手力男命が岩戸を開いた途端に面相が変形した様子も舞に取入れてあります。
一力花
願主の舞として四ツ舞の扇の手と同じ舞をします。
家内安全・無病息災・病気平癒・合格祈願など願主の願いを受けて花太夫が祈祷し、願主が舞います。
舞が済むと、願主に一力花の湯蓋と供物を渡し、各家で祀っていただきます。
一力花
翌 8:00頃
四ツ舞の扇の手
青年の4人舞で、扇と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけに上着を着て舞います。
上着の舞・三拍子・四拍子の舞・釜周りのサシ・頭上あおり・サンヤなどすべての舞が含まれ、洗練された所作が要求されます。
四ツ舞の扇の手
足那槌
手那槌
稲田姫の両親の舞で、おきなおうなの面を付け、両手に榊を持っておきなが先導しておうなをいたわりながら舞います。
足那槌・手那槌
稲田姫
須佐之男命に命を助けられた稲田姫の舞で、鉾を抱いて舞います。
稲田姫
翌 10:00頃
大蛇退治
須佐野男命
出雲の肥の川で八俣大蛇の生けにえになる稲田姫を助け、退治した大蛇の体内から一振りの「草薙くさなぎつるぎ」を取り出し、神前へ捧げます。
大蛇退治(須佐野男命)
大蛇を酔わせる舞、酔いつぶれた大蛇を大剣で切り付ける舞、草薙の剣を捧げる舞、鉞を持って凱歌をあげる舞をします。
大剣を持った時、稲田姫との生活を歌った問答(口上)があります。
四ツ舞の野刃
青年の4人舞で、野刃と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけ(上着無し)で四拍子の舞をします。
釜の周りでは鈴を置き、野刃だけを持ってサンヤ・サンヤの切り合い・くぐり・頭上回し・前後取り・左右切りなどの舞が加わります。
四ツ舞の野刃
翌 正午頃
大国主命
茂吉鬼
槌を持って神部屋前(台所口)で睨んだ後、舞庭の五方で舞います。
最後に大湯蓋に吊るされた蜂の巣を払い落とす所作があります。
舞庭北方(台所口)で国譲り神話にちなんだ問答(口上)があります。
大国主命(茂吉鬼)
四ツ舞の剣
青年の4人舞で、剣と鈴を持ち、タスキ掛け・鉢巻・裁著たっつけ(上着無し)で四拍子の舞をします。
釜の周りでは鈴を置き、剣だけを持ってサンヤ・サンヤの切り合い・くぐり・頭上回し・前後取り・左右切りなど野刃と同じ舞式をします。
四ツ舞の剣
翌 15:30頃
猿田彦命
大榊→鉾→鉞と3種類を持ち替えて舞います。最も難しく名誉ある役舞の命です。
大榊を持って神部屋前(台所口)で睨んだ後、台所口・神座で構え(足を掛けて舞う)、
釜の前であめのう受売ずめのみことと対峙します。
猿田彦命
天孫降臨の神話に基づき、天の八衢やちまたにおいて猿田彦命が天 宇 受 売あめのうずめのみことと問答をした様子を再現します。
湯囃しの舞子が松明で誘導し、かがり火とします。
翌 16:30頃
湯囃し
四人の少年が両手に藁の「湯たぶさ」を持って舞います。
この舞は、もっとも軽快で勇壮でもあります。
舞のクライマックスともなると釜の中の煮えたぎる湯を「湯たぶさ」でところ構わず振りかけます。
セイト衆はこの湯を浴びて1年の健康を祈願します。
湯囃し
神事 ページTOP
ひいなおろし
舞が済んだ後、すべての湯蓋を降ろす儀式です。
祭場を閉じ、勧請した神々を返す儀式がここから始まります。
花太夫・副太夫・神主・氏子総代・地区代表者で執り行います。
宮渡り
神座に遷座していた氏神を南宮神社へ返す儀式です。
神主・氏子総代が先導し、太鼓と笛で囃しながら仮宮を花宿から南宮神社へ返します。
神主・氏子総代・地区代表者で執り行います。
翌々日 13:00頃
湯立て
神部屋にて、笹竹を四方に立てて舞庭に見立て、迎えて来たお瀧の水で湯立てをします。
部屋中が炎と湯煙に包まれ幻想的な空間が生み出されます。
沸かした湯で神部屋→舞庭→辻固め祭場→セイト場を祓い清め、神返しの祝詞を唱えます。花太夫・副太夫が執り行います。
翌々日 14:00頃
竜王しすめの舞
花太夫がしずめの面をつけ、数々の作法により荒ぶる神々を鎮める儀式です。
太鼓と笛の独特の拍子に合わせて舞います。花太夫・副太夫が執り行います。