〜神に捧げる 神と舞う〜奥三河の花祭
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中設楽の花祭
花祭の特徴 360°パノラマビュー 次第の解説 榊鬼のバーチャル写真館 開催期間と詳細マップ
花祭の特徴
 中設楽の花祭は寛政3年(1791)に古戸から教えられたと言われています。
 しかし、それ以前に御神楽・花神楽・湯立神楽があったとも伝えられています。
 明治初年の神仏分離令を受けて祭りの形態を「神道花」として変容させました。
 神話に基づいた内容が多く見られるとともに、衣装・飾り・歌ぐらなどに他地区では見られない特色のある祭りが行われるようになりました。
 花祭の主役の鬼を神の名前で、猿田彦命(榊鬼)・須佐之男命(山見鬼)・大国主命(茂吉鬼)と呼びます。衣装も羽織・袴を付けた神装束をします。
 設楽の里に神が舞う東の空に昇る曙光に合わせて「岩戸開き」の舞が幻想的かつ神秘的な空間を醸し出します。
 ここから神話の世界へのいざないが始まります。
 須佐之男命の「大蛇退治」と命を救われた「稲田姫」、姫の両親「足那槌・手那槌」や国譲り神話にちなんだ「大国主命」の舞など、集う人々の心を癒します。
 猿田彦命は、祭り当日の早朝から地区内の家々を回り
反閇へんべ」を踏み、人々の厄と大地の悪霊を祓い、五穀豊穣・病気平癒・村中安全を祈願する神として崇拝されています。
 さらに、天孫降臨神話から猿田彦命と天宇受売あめのうずめのみことの問答が再現される場面もあります。
知っておきたい豆知識
舞庭(まいど)
舞庭(まいど)
 花祭の会場は「花宿」と言い、神座・舞庭・神部屋・進行部屋・接待所・会所等の部屋を設営します。
 舞庭は、神座の東方の土間の四方の隅に榊を立て、反閇へんべ注連縄しめなわと「ざぜち」を張りめぐらします。
 中央に大きな竈を据えて湯を沸かし、天井には湯蓋ゆぶたを吊るします。
 この舞庭で、祓いの儀式から、一の舞・地固めの舞・花の舞・三ツ舞・四ツ舞・湯囃し・命(鬼)の舞などが、夜を徹してしなやかな所作と勇壮な動きで行われます。
湯蓋(ゆぶた)
湯蓋(ゆぶた)
 舞庭の中央釜の真上に吊るす方形の天蓋に似た飾り物は、村中安全を祈願する「大湯蓋」です。
 大湯蓋から五方(東西南北・中央)に神が渡る「神道」を結びます。
 その他に天井全体に吊るす「一力花」・「添え花」と呼ぶ湯蓋もあります。
 これらの湯蓋は神々が宿る所として色々な祭具を意味する切り紙によって構成されています。中設楽では、すべて白の石州と半紙を用います。
ざぜち
ざぜち
 石州に絵型を切り抜いた物で、大湯蓋と舞庭・神座・神部屋の注連縄に吊るします。
 8種類あり、順序も決まっています。
 俗界と神聖な場所との結界を区切るための物と考えられています。
 ざぜちの名称と順序は次の通りです。

@日の出=阿加禰左須波都比々可理あかねさすはつひひかり
Aお宮=彌豆埜美安良荷みずのみあらか
B馬=羽留之冨智吾麻はるのふちごま
C鳥居=安岐婦支不合之美可度あきふきあえずのみかど
D鹿=南都天冨止満能麻那嘉なとてふとまにのまなか
E鶏=赤門長鳴廼加計あかとながなきだいかけ
F鶺鴒=冨由爾波久那夫理ふゆにはくなふり
G法師の玉=阿貴加牟志麻奴斯宝玉あきかむしまどきほうぎょく